ずっといい声でいたいなら 〇〇をやって!

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年を取ってくると、声も変化してきます。
高い声が出せなくなったり、ちょっと話すと疲れたり!実は、声帯も筋肉なので、老化により衰えてしまうのです。

2022年7月2日はオンラインサロン笑い道でこの課題を取りあげました。

声帯の老化が起きる原因は何か?
声が衰えることの何が問題なのか、声の老化を止めるにはどうしたらいいのかといったことを、ウィークエンドライブで学びました。

笑いヨガが、いかに声の老化に役立つかがわかる内容になりましたので、簡単にまとめます。

 

1.声の加齢変化

加齢により、声も変化します。声の変化は声帯の変化なのです。

 

年齢を重ねると、ガラガラ声、しゃがれ声になってしまったり、大きな声が出せなくなることもあります。
活舌が悪くなり、少し話すだけで疲れることも。

長年の喫煙習慣や喉の酷使や刺激物の食べ過ぎ等も声が悪くなる原因となっていると考えられる場合があります。

 

しかし、ほとんどは喉の奥にあり声を出すための声帯が衰えてくるからです。
加齢と共に声帯筋を覆う粘膜の潤いが低下し、ハリがなくなることも、声帯がたるむ原因のひとつです。

 

女性は更年期以降、女性ホルモンの分泌量が減り声帯がむくんで太くなり、声が低くなります。
男性は加齢と共に声帯の筋肉が萎縮し硬くなるので、声が高くなる傾向があります。

 

 

2.声だけではない問題が起きている

声帯は、息を吸う時に開き、声を出す時に閉じます。
老化で衰えると、声帯がしっかり閉じられなくなり、全身に無駄な力が入ってしまい、じょうずに動けなくなるのです。

 

たとえば、ペットボトルの蓋が開けづらくなってませんか?
転びそうになったとき、踏みとどまれなかったりもします。

 

とっさの時には呼吸を止めて力を出すのですが、声帯が開いたままだと力が入れられないのです。

 

トイレでいきむのも下手になりますし、何より誤嚥のリスクが高まります。

 

声の老化を意識し、正しい呼吸と必要な筋肉を鍛えたり緩めたりして、安全に快適に過ごしましょう。

 

 

3.声の老化を止めるためのエクササイズ

 声の老化を止めるために、意識してほしいのは以下の5点です。

  • 腹式呼吸
  • 長く声を出し続ける
  • 口角をアップ
  • 鎖骨周りを緩める
  • 咬筋をゆるめる

 

実はこれ、笑いヨガをやっていると、自然にできているのです。
笑いヨガを初めてから、声の老化が止まったという人も多いはずです。

今回は、意識して鍛えるための方法をまとめました。
順番は、マッサージから始めることで、効果が高まります。

 

 

3-1.準備運動のマッサージ

鎖骨の上に手を置いて、優しくマッサージ。鎖骨の上に指を入れて、内から外ににマッサージ。

 

次に、頬骨とあごの骨が交差するあたりに指をあてて、優しくマッサージしましょう。そこが、咬筋です。

各2分できればいいですが、30秒ずつでもOKです。

 

3-2.ホホハハ体操

ゆっくりと、「ホッ」「ホッ」「ハッ」「ハッ」と繰り返してください。
声は出さなくてもいいので、お腹の動きを意識します。10秒×2回

 

 

3-3.アロハ笑い

 笑いヨガの古典的笑いの体操ともいえる、アロハ笑いです。
「アロ~ハハハハ」で15秒を超えるように、やってみましょう。
2回繰り返します。呼吸のコントロールの力がつきます。

 

3-4.ムンクの叫び笑い

表情筋をしっかり動かします。
柔軟性とパワーの両方を高める動作で声を出し、呼吸をしっかりしていきましょう。
「ホホホホホ・・・・」とゆっくりしっかり息を吐きましょう。

20秒以上×1回

 

3-5.座ってできる腹筋運動

笑うという動作は息を吐き、力を緩めているのですが、同時に両足を持ち上げることで力を入れる必要がある動作をします。
笑いながらの腹筋運動です。
椅子に座った状態で腕を方の高さに挙げて両足も上げると体の形が「ヒ」になるので、ヒの字笑いと呼んだり水上スキー笑いと呼んだりしています。20秒~30秒やってみてください。

 

 

4.日常生活で心掛けたいこと

4-1.リップロール

笑いの体操ではないのでエクササイズに入れませんでしたが、顔の筋肉が固くなったり口角が下がってくることをチェックできるのがこのリップロールです。

 

ぶるぶると唇を震わせて息を吐きます。
いたずらな子どもみたでお行儀悪いと思うかもしれませんが、これで高い声がでるようになるのだそうです。
自分の顔の筋肉の柔軟性を確かめる意味でも、一人でこっそりやってみてください。

12秒以上続けられたら合格です。

 

 

もし、やりづらかったら、両方の唇の端を2本の指で少し上に挙げてみてください。
断然やりやすくなると思います。もしかしたら、口角が下がっているからやりづらくなっているかもしれません。
ちょっとがんばって練習し、常に口角が上がっている状態になればいいですね。

 

 

4-2.いい声のために体に入れてはダメなもの

いい声を維持したかったら、喉に炎症をおこさせるタバコは厳禁です。
タバコはあらゆる生活習慣病の原因とされ、健康の大敵です。肺がんだけではなく、あらゆるがんのリスクを高めるのです。

 

喫煙者も、自分でもやめた方がいいと知っているのですが、簡単にはやめられないのです。
ニコチンに依存性があり、中毒になっているからなのです。ついついタバコに出が伸びてしまうストレスそのものを絶たない限り、治療も難しいのです。

自分のストレス状態に注意し、笑う生活習慣で、ストレスを緩和したいものです。

 

???★別記事

 

その他に、避けた方がいいものは、以下のとおりです。

 

①アルコール

アルコール度数が強く刺激が強いものは、喉に悪いです。
また、アルコール度数が弱くても、分解に水分が必要です。

利尿作用もあり、必要以上に体内から水分が失われることにより、喉が乾燥してしまい、声にも影響が出てきます。

 

アルコールを飲むときは適量を守り、水を飲んで喉を守ってください。

 

②声のために避けた方がよい食べ物

 人の体質はそれぞれなので、誰にとっても悪いというものは少ないのですが、喉の粘膜に炎症を起こす可能性があるものは避けた方がいいとされています。

 

一般的には唐辛子のような、刺激が強い辛さのものです。

 

炭酸飲料も、過剰な摂取は刺激を与えてしまいます。

 

花粉症がある人は、果物にも軽いアレルギー反応が出る場合もありますので、気を付けましょう。

 

メロン、パイナップル、キウイ、りんごや桃は、声楽家の人は歌う前には食べない方がいいと言われています。

 

コーヒー等カフェインの強いものも、少量なら問題ありませんが、利尿作用があるので字を付けた方がいいそうです。

 

4-3.声のために推奨される食べ物

 はちみつ、大根、かりんが喉に良い食べ物として知られています。
喉の炎症を抑える効果があるということです。

 

声楽家の人からは、大根をはちみつにつけておいて公演の前には、出てきた汁を飲むということを聞きました。
大根のアリルチオニアシアネートという辛味成分に抗菌作用が含まれています。

 

こうした食べ物で声が良くなるかどうかはわかりませんが、乾燥を防ぎ喉を保護するものは、良い声につながるでしょう。

 

まとめ

 以上、声の加齢変化、声の老化によって起きる問題、声の老化を止めるエクササイズ、声に良いもの悪いものについて、見てきました。

毎日会話をしたり、歌ったりして、きちんと声を出す生活習慣が大切なものはいうまでもありません。

 

人の心に届く声を出し、コロナ終息に向け、笑ったり歌ったりできる日のために、「声」のベストコンディションを保ちましょう。

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