高田佳子の笑いヨガで、VTuber“ROF-MAO”は笑いを極めた?

 

高田佳子の笑いヨガで、VTuber“ROF-MAO”笑いを極めた?

 

1.人気VTuber“ROF-MAO”の番組にゲスト出演することになったわけ

日本笑いヨガ協会は、ホームページに講演依頼の項目があり、そこからいろいろな仕事がやってきます。
普通の講演は地域や予算が難しくても全国にいる笑いヨガリーダーを探してご紹介することができます。

テレビ出演は、お受けできない場合もありますが、それでもたいがい誰かをご紹介しています。

今回は初めてのご依頼。VTuberの番組で笑いヨガを教えるというものでした。

YouTubeでROF-MAOを探しました。できるのか疑問でしたが、若くて元気な笑いヨガリーダーもいるので、なんとかなるだろうと考えていたところ、お電話をいただきました。

 

ROF-MAOは、4人組VTuberユニット!
そして「笑いにチャレンジ」してもらうという主旨で、高田佳子指名でした。

いろいろお話をして、「私は還暦過ぎたおばさんですよ」と確認すると、「失礼ながら、それがいいのです」とのこと。

 

お話を聞いて、納得です。
以前、EXILEのファンクラブ会員のために日本笑いヨガ協会のスタジオに来られたことがありました。高田一人でと言われましたが、こちらの要望で計6人での撮影となりました。結果的にはそれで喜んでいただけたのですが、高田一人を主張された理由がやっとわかりました。

イケメン4人組ユニット!

ファンの心情を考えると「婆がいい!!」

そういうことでした。

高田佳子で良いのであれば、嬉しいことです。何年も前からYouTuberになりたかったのです。
ユーチューバーの「バー」は「婆」です。YouTu婆になりたかったのです。

 

日本笑いヨガ協会高田佳子も細々とチャンネルを持っていますが、YouTube向きのキャラクターを確立しないまま、もう何年も経ちました。

VTuberの番組というのは初めての経験。嬉しいお仕事です。

 

2.笑いヨガは若い世代に伝わるのか

 高田佳子は、正直言うとジジババ好きです。
自分もすでに婆さん年齢(孫はいませんが)で、お年寄りを見ると「ウフフ!」と心ときめきます。

2009年1月インドで笑いヨガティーチャー養成講座に参加した際、これを仕事にすると即座に決めたのは、高齢者に最高の運動法だと思ったからです。

実際、日本では介護予防や高齢者のケア現場で大人気で大きな成果を出してきました。
もちろん、幼稚園児にも企業で働く世代にも、とても良いものです。

高田佳子の興味関心が高齢者に偏っていたこともありますが、世界的にみても笑いヨガ愛好者のほとんどは、高齢者なのです。

 

高齢者フレンドリーな運動法が、笑いヨガということです。

 

日本笑いヨガ協会には、大学入学時のオリエンテーションや、高校・大学の授業で笑いヨガをという依頼が、年に1-5回あります。

 

だいたいは、学生はドン引きです。
それはそうでしょう。
何もないのに合図を出されて「笑え!」と言われても、若い世代は恥じらいがあって当然です。

 

だから、ROF-MAOの4人が最初ドン引きすることは、織り込み済でした。
収録では、笑いヨガとは何か、笑いの効果についてといったことは、もちろん説明しています。若い人は説明があっても変なものだと感じるのは、普通の反応です。

年齢が高くても、最初は抵抗があります。しかし、年齢が高ければ高いほど、笑うと身体の変化が即実感できるのです。
若い人はもともと笑っているからか、身体が柔軟なのか、理由はわかりませんが、笑いの効果が実感しづらいのです。

 

この番組は、うまくいくと信じて疑いませんでした。
笑いヨガを紹介するものではなく、ROF-MAOが新しいことにチャレンジすることが大切なのです。

だから、どっちにしろおもしろくなるとは思いました。

事前に関係者が集まりオンラインでしっかり打ち合わせをしました。
VTuberにふさわしいのはどのような動きなのかを高田が理解し、笑いヨガについて、ROF-MAOスタッフは理解していました。

しかし、ライブが命なので、撮影時にどんな笑いの体操をするかは決まっていません。

高田佳子が伝えたいのは、笑いで人が元気になること。

今回、ROF-MAOの4人の成長とチャレンジに「笑い」を採用してくれた。あとは、彼らを信頼し、少しでも元気になる笑いのセッションをやるだけです。

ミッションがはっきりしていたら、「年齢」は関係ないので、いつも通りやるだけです。

 

3.笑いヨガで何でも笑えるようになるのか

打ち合わせで話し合ったこの番組のストーリーは以下の流れでした。

Part1 笑いヨガで鍛えればなんでも笑えるようになるという文脈で笑いヨガを説明する
Part2 笑いヨガをやる
Part3 甲斐田晴が、ギャグを言ってみんなを笑わせる

ゲラゲラ筋を鍛えるのですから、笑えるようになるはずです。

ネタバレになるので、どうなったのかは最後まで視聴していただければと思います。

 

笑いヨガパートで何をやったかというと、普段高田佳子が、日本笑いヨガ協会のFaceookページのオンライン笑いクラブや高田佳子のFacebookページの朝の笑トレでやっている笑いの体操です。

 

具体的には静電気握手笑い、重量挙げ笑い、ケンカ笑い、飛行機笑い、請求書笑いです。

ROF-MAOのメンバーひとりひとりと対話をして、その笑いになりました。

これがけっこうめちゃくちゃで、無理やりです!
しかしこれこそ高田佳子のリードの個性です。

ROF-MAOをサポートとするスタッフたちのしっかりとした枠組みと大まかな流れはあったのですが、結果は全くその通りにはいかなかったのです。

やっぱりライブですからね。

VTuberと仕事するのは本当に楽しい!!台本通りいかないから、ワクワクします。

ぜひ一緒に見て笑ってくださいね!

※2022年6月19日のオンラインサロン笑い道勉強会の「笑トレアドバンス」では、詳しく裏舞台について、お話しました。

 

4.チャレンジを見て元気になる人がいればいい

 収録時に、公開はしばらく後ですと聞いていたのですが、オンラインサロンメンバーのお孫さんが見つけて知らせてくれたのは、公開24時間後位。

16万視聴、2日も経たないうちに20万視聴を超えていました。
VTuberROF-MAOの住む世界では普通なのかも知れませんが、笑いヨガではちょっと見たことがない数字です。

ビックリしながら、嬉しかったのです。
あっという間に1000以上のコメントがついていて、「笑えた」という人がたくさんいたこと。

もちろん「宗教か?」「幼稚園児か」「カオスすぎる」

みたいな反応もたくさんあります。
しかし、コメントを書いている人の観察力はすばらしく、ROF-MAOのそれぞれのメンバーの表情や動きについてコメントしています。

 

VTuberというカテゴリーのユニット。どれだけ注目され、仔細に見られているのか!

想像したことがありませんでした。

そして、彼らが元気・希望・勇気を与える存在であることを、知ることができました。

 

ROF-MAOの一人一人が真摯にチャレンジする様子、誠実さ、素直さが映像にしっかり映り込んでいるのです。
理屈で語らなくても、観るだけで伝わるものなのですね。

一人でもたくさんの人に、前むいて笑って生きて欲しい。

撮影の方法上、ROF-MAOのメンバーとのコミュニケーションが特殊でした。

笑いヨガ特有の笑いの伝染は起こすことはできないし、巻き込みも難しい。

だけど、制約があるからこそ、アイデアが生まれエネルギーがアップすることもあるはず。

若くてイケメンのROF-MAOの4人と、彼らを支えるすばらしいスタッフに、ものすごく力をいただけた経験でした。

 

笑いはあらゆる悩みを解決できる!!
失敗しても、チャレンジだ!!!

 

※本内容のアイキャッチ利用した、ROF-MAO / ろふまおチャンネル【にじさんじ】で高田がゲストに出た回の
サムネ、ROF-MAOロゴの利用については事務所に許可をいただきました。