笑いクラブに人が集まる秘訣とは?成功するクラブと集まらないクラブの違い
笑いヨガを定期的に行う「笑いクラブ」は、非営利・非宗教・非政治の場として、多くの人が気軽に参加できる素晴らしい活動です。しかし、同じ笑いクラブでも、人が集まるクラブと、なかなか人が増えないクラブがあるのが現実です。
また、初回参加時には「楽しかった!」「また来ます!」というポジティブなフィードバックをもらったのに、2回目以降に来なくなる人も少なくありません。
では、笑いクラブが成功するためには、どのようなポイントを意識すればよいのでしょうか?
この記事では、人が集まるクラブと集まらないクラブの違い、そしてリピーターを増やすための対策を詳しく解説します。
目次
1.人が集まるクラブと集まらないクラブの違い
(1)告知・広報の安心感

人が集まるクラブは、広報活動がしっかりしているのが特徴です。
笑いヨガを初めて知った人が、すぐに近隣の笑いクラブに参加できるとは限りません。行こうと思ったときに、情報を得られるということが大切です。いきつけの場所にチラシやポスターがあると、安心できますね。
また、情報発信の内容も正確でわかりやすく信頼できることも大事です。
- SNS(Facebook、Instagram、Twitter、LINEなど)で定期的に情報発信をしている
- 地域の掲示板やイベントカレンダーに掲載している
- 参加者が、知人を誘いやすい環境を作っている
- チラシやポスターを地元のスーパー、カフェ、美容室、図書館、公共施設等に設置している
一方で、集まらないクラブは「一度告知すれば大丈夫」と考え、積極的な広報を行わないことが多いです。
その結果、クラブの存在を知られることなく終わってしまいます。
(2)開催の場所・時間の違い

人が集まるクラブは、アクセスが良く、参加しやすい時間帯に開催しています。
その地域ではどのような人に笑いクラブのニーズがあるのかを考え、開催場所は慎重に選びましょう。
床が畳張りやフローリング等で横になれる場合、フロアエクササイズができたり、横になってリラクセーションを行うことができるので、深いリラックスを体験していただくことができます。
- 駅から近い場所や、駐車場がある場所で開催
- 仕事帰りや休日の午前中など、ターゲットに合った時間帯に設定
- 公園や広場など、誰でも気軽に参加しやすい場所で開催
一方で、集まりにくいクラブは、
- 交通の便が悪い場所で行っている
- 参加者のライフスタイルに合わない時間に開催している
- 場所や時間が頻繁に変更され、定着しづらい
といった問題があることが多いです。
(3)リーダーのビジョンと魅力
人が集まる笑いクラブはリーダーの方針が明確です。

日本笑いヨガ協会の笑いクラブの場合は、「笑うための筋肉を動かすエクササイズをすることで、心身の変化をつくる」という考え方で運営してきました。(2025年2月現在はオンラインのみですが、考え方は変わっていません)
笑う動作を体に再現させる体操であるということを大事にしているので、複数のリーダーが担当していても、笑いクラブが終了した後の参加者の印象は、誰がリードしても変わりません。
笑いの伝染力を最大限にし、笑いの増幅が起きる工夫はしますが、「笑い」にこだわらず、楽しく楽に体を動かすことにより、運動能力や好き嫌いにかかわらず、運動効果を得ようと試みていました。
「コミュニケーションの促進」や、「地域のつながり強化」「リフレッシュ」等、それぞれの笑いクラブの方向性は違っていいのですが、どのような成果が得られるのかが明確にわかっていたら、おのずと笑いクラブへの満足度は高くなるでしょう。
成功している笑いクラブの主宰者は、
- 明るく元気で、初めての人を温かく迎え入れる
- 参加者と積極的にコミュニケーションをとる
- ユーモアがあり、場の空気を盛り上げる
といった特徴があります。
一方で、人が集まらないクラブのリーダーは、
- 自分の話ばかりしてしまう
- 参加者同士の交流を促さない
- 明るさやエネルギーに欠けている
など、場の雰囲気作りが弱いことが原因で、参加者が続かない場合があります。
(4)継続参加を促す仕組みがあるか

成功するクラブは、一度来た人がリピートしやすい仕組みを作っています。
- LINEグループやFacebookグループでフォローアップ
- 定期的に特別イベントを開催して新鮮さを保つ
継続参加の仕組みは必須ではありませんが、一度来た人が「また行こう」と思うきっかけは多いに越したことはありません。
久しぶりに顔を出した人を歓待するのは当然ですが、大げさにやりすぎると休みが続くと行きづらくなりますので、距離感は大切にしましょう。
2.なぜ2回目以降来なくなるのか?
せっかく初回は楽しんでくれたのに、2回目以降に来なくなるのはなぜでしょうか。
いくつかの理由が考えられます。

(1)効果を実感できなかった
「楽しかったけど、特に変化を感じない」と思われると、継続する意欲が低下してしまいます。
(2)都合がつかない
次回以降の予定を把握していない、もしくは開催日が合わないと、そのまま忘れられてしまいます。
(3)居心地が悪かった
- 一人で参加したけど、なじめなかった
- 他の参加者と交流がなく、孤立した気分になった
- 常連ばかりで、新規参加者への配慮がなかった
(4)一度で満足してしまった
笑いヨガの楽しさは一回でも十分に味わえます。
そのため、「体験できたから満足」と思い、それ以上の継続を考えないことがあります。
3.2回目以降も参加してもらうための対策
(1) 効果を実感できるようにする
- 笑える笑いの体操ではなく、心身の変化が実感できる笑いの体操を中心とした笑いヨガセッションにする
- 笑いヨガは、楽に運動効果が得られることを体感できる構成を心掛ける
- 笑いヨガの継続的な効果を説明する
- 継続して、健康効果を得られた人の体験談をシェアする
- 笑いヨガの効果が短期的には分かりにくい場合があることを伝える
(2)フォローアップを行う
- 初参加者に簡単なアンケートを取ったりていねいに感想を聞いたりする
- その日の夜や数日後の変化を聞く
- 「また来ます!」と言った人に個別にメッセージを送る
(3)参加者同士の交流を促す
- 初参加者が孤立しないよう、コンタクトの笑いの体操を適切に入れる
- 自己紹介タイムを設ける
- 新規の人とつなぐ役割を担う担当者を、笑いクラブ主宰者とは別に定め、コミュニケーションを図る。
(4)「また来たい!」と思わせる仕掛けを作る
- 季節ごとのテーマや特別テーマを設ける(例:ストレス解消デー、究極のリラックスの日」)
- イベント形式のワールドラフターデーや特別ゲストの日等の特別セッションを案内する。

まとめ
笑いクラブが成功するかどうかは、告知・開催環境・リーダーの魅力・継続の仕組みが鍵を握っています。
また、2回目以降に来てもらうためには、楽しさだけでなく、継続する意義を伝え、コミュニティのつながりを強化することが重要です。
ぜひ、あなたの笑いクラブでもこれらのポイントを活用し、多くの人に笑いヨガの魅力を届けてください!
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