良い習慣を続ける5つのヒント

2020年6月1日から毎朝Facebookで配信してきた「朝の笑トレ」が、2025年11月21日で2000回になります。
▶︎高田佳子Facebookページ

2000回続いた「朝の笑トレ」から見えてきた、良い習慣を続けるためのヒントを、ここでまとめてみます。

実は、朝起きてすぐ笑う習慣そのものは、2009年1月から続いています。
インド・ムンバイで笑いヨガティーチャー養成講座を受けてから始めた「朝笑い」は、2025年11月21日の時点で6154日目です。

そもそも、インドで笑いヨガティーチャー養成講座を受講し、
「毎日、自分のために20分笑いなさい」と指導されてから、
根津神社で笑いクラブを開いたり、自宅で一人で笑ったりしてきました。

私は、決して「何かを続けるのが得意」なタイプではありません。
好奇心のままにいろいろなことに手を出すので、三日坊主もたくさん経験しています。

続けるコツは、「意志の強さ」ではなく「習慣のつくり方」です。

そこから見えてきた「良い習慣を続けるヒント」を、5つにまとめました。

運動・ダイエット・勉強・日記など、
「絶対やる!」と決めて続かなかった経験がある方も、ご心配なく。
気合や根性だけでは、長続きしません。

少し視点を変えて、習慣化のヒントを受け取っていただけたらうれしいです。

 

1.「時間と場所」を決める

続けるための第一歩は、「固定すること」を決めることです。

まずは「できる形で始める」ことが大事ですが、
そのうえで、何をどこまで固定するのかを慎重に吟味することも同じくらい大事です。

今回の「朝の笑トレ」2000回達成も、
まず、「時間と場所」を固定しました。

インドでDr.カタリアから
「1日20分、自分のために笑う時間を取りなさい」
と言われて以来、ずっと20分笑うことを続けてきました。
ですから「朝の笑トレ」も、20分にしたかったのです。

最初は「6時40分から始める」ことも考えました。
でも私は6時30分起床なので、遅刻する可能性が高いと思ったのです。

「6時50分〜7時10分」も検討しましたが、
すでに7時からオンラインで笑いヨガをしているグループがあったので、
その時間帯は避けたいと感じました。

最終的に決めたのが、6時50分~7時です。
とてもシンプルです。

  • 毎朝
  • 同じ時間に
  • 同じ場所(Facebookライブ配信)

これだけで、頭の中から余計な選択肢が消えます。

「今日はやろうかな、どうしようかな」
「午前中にできなかったけど、午後にやればいいか」

「週末は、ゆっくり寝たいな」

こういう“迷い”は、実はものすごくエネルギーを消耗します。
迷うから疲れて、疲れるから「今日はもういいか」となりやすいのです。

「朝の笑トレ」の場合、

  • 朝、起きる
  • 顔を洗う
  • スマホでページを開く
  • ライブ配信ボタンを押す

この一連の流れが、もはや歯みがきと同じレベルの習慣になっています。

本気で言うなら「朝の儀式」です。
でも、眠い頭には「儀式」なんて立派な言葉は似合わないので、
私はカジュアルに淡々とやるくらいがちょうど良いと思っています。

とはいえ、

「もう少し綺麗にして出てきてください」

という苦情(?)は何度もいただきました。
髪の毛が寝ぐせのままだったり、パジャマのままだったりする日もあります。

観てくださっている方にきちんとグルーミングせず登場するのは、大変失礼です。
でも私は、「きちんとしてからやる」よりも、「続ける」ことを優先しました。

ポイント

新しい習慣を始めるときは、

  • 「いつやるか」(時間)
  • 「どこでやるか」(場所)
  • 「何とセットにするか」(朝ごはんの前、歯みがきの後、通勤後など)

を決めておくと、継続がぐっと簡単になります。

語学の勉強、SNSへの投稿、ストレッチや瞑想など、
意志の力に頼るのではなく、「仕組み」の中に時間と場所を組み込む。

これが、1つ目のコツです。

 

2.「ひとりで頑張らない仕組み」をつくる

「時間」と「場所」を固定することには、もうひとつ大きな意味があります。
それは、「人との約束」になるということです。

自分の意志で決めたことであっても、
人は案外、簡単にやめてしまえます。

たとえば、
「明日はリフレッシュするために、銀座で一人ランチして、観たかった映画を観る!」
と決めていても、

  • 当日が雨だった
  • 昨日の夜食べ過ぎた
  • なんとなく面倒

そんな理由で、「やっぱりやめておこう」となった経験はありませんか?

でも、もし誰かとランチの約束をしていたら、
雨でも出かけるでしょう。
お店を予約していたら、行かざるを得ません。

「朝の笑トレ」も同じです。

寝坊して遅刻した日や、移動中の時間帯に配信が重なってしまう日もありました。
それでも、なんとかして配信を続けてきました。

体調を崩して入院してしまった期間もありました。
それでも、完全に手放すことはしませんでした。

なぜなら、朝リアルタイムで一緒に笑ってくださる方が70〜80人いて、
終了後に映像を観て笑ってくださる方もいるからです。

「自分のためにひとりで朝笑う」という習慣から始まりましたが、
今は、「笑いたいから待っている人がいる時間」になっています。

だから、何があっても10分、配信しました。
移動の日は、事前に10分間の録画をして、予約配信しています。
どうしても私ができない日は、日本笑いヨガ協会のYouTube動画の中から、
事務局のスタッフが選んで配信してくれました。

リアルタイムで観てくださる皆さんからの

「おはようございます」
「ありがとうございました」

というコメントが、どれほどの励みになっているか、計り知れません。

ポイント

「やる」と決めたことを、自分との約束だけにしない

  • 誰かと一緒にやる
  • できない日は人に頼って続ける
  • できる範囲でスタンプやコメントを返す

こうした「人とのゆるい約束」は、
ガチガチの義務ではなく、あたたかい支えになります。

ひとりで頑張らなくていい仕組みを、ぜひつくってみてください。

 

3.無理をしない

継続のために、私は意識的に「無理をしない」と決めています。

時間どおりに始めることを優先するために、
髪はボサボサ、すっぴんのまま配信する日の方が多いです。
本当は、きちんとメイクして爽やかな笑顔で登場したい気持ちもあります。

出張のときは、ホテルの部屋から配信することもありますし、
録画した映像やYouTubeの中の映像を流すこともあります。
それも「アリ」にしています。

ここで「毎回きちんとした自分で出なければ」と頑張りすぎると、
どこかで必ず折れてしまいます。

続けることを優先すると、不完全なままでやる日がほとんどです。
でも、それでOKと思っています。

 

2024年7月には、東京からクアラルンプールに引っ越しました。

時差は1時間なので、配信開始は日本時間6時50分のままでも、
当地では朝5時50分スタートです。

「朝型になって午前中を有効に使おう」と決めたものの、
相変わらずメイクをして配信するところまでは到達していません(笑)。

こんなふうに、私がゆるくやっているからか、
参加する人もまた、いい意味で「ゆるい」雰囲気になっています。

笑いヨガリーダーになったら、
「毎日完璧に笑わなきゃダメ」と思ってほしくありません。

私は自分の中では「絶対やる」と決めていますが、
皆さんには
「三日坊主でもええやん」
と伝えたいのです。

3日続いて1日休んでも、また次の日から3日続ければ、それで十分。
3日続いて3日休んだとしても、年に180日以上笑う日がある計算です。

  • できない自分をダメだと思わないこと。
  • きちんとできない自分を責めないこと。

できることを、無理なく楽しめる範囲でやる。
これが、継続の大事な秘訣だと思っています。

 

4.「見える化」と「数えて祝う」の力を使う

2000回という数字は、ある日突然現れたわけではありません。
1回、2回、3回……と、地味に積み重ねてきた結果です。

正直に言うと、私は数字を数えるのがあまり得意ではありません。
「今、何回目?」ということも、周りの人が教えてくれて、はじめて把握できたくらいです。

今では、毎朝のタイトルに
「○月○日 朝の笑トレ ○○○○回目」
と必ず書くようにしています。

そうしないと、前日のアーカイブを観ている方が、
「今日は何回目かな?」とわからなくなってしまうからです。

節目の数字で、ちょっとだけ特別感を味わうことは、お誕生日を祝うことと同じくらいステキなことだと思います。

こうした「見える化」は、思っている以上に心のガソリンになります。

変化がゆっくりすぎると、
「やっても意味がない」と感じてしまいがちです。
でも、1回1回を数えていくと、ちゃんと積み重なっている自分が見えてきます。

ポイント

  • カレンダーに丸をつける
  • 手帳に「○日目」と書く
  • アプリで記録する

といった形で、「続いていることが目に見える」ようにしてみてください。

そして、ときどき、声に出してでもいいので、

「よくやってるね、私」

と自分に言ってあげてください。
この小さな祝福が、次の1日を支えてくれます。

 

5.「意味づけ」をときどき更新する

行動は、ただ続ければいいわけではありません。
自分の中でどんな意味を持っているか、その価値は時間とともに変わっていきます。

はじめは「自分の健康のため」に始めた笑いヨガが、
いつのまにか、

  • 人間関係を柔らかくするため
  • ストレスを解消するため
  • 毎朝の仕事の準備体操として

それぞれの人にとって、違う意味を持つようになります。

私にとっても最初は、
Dr.カタリアの指導どおりの「セルフ笑いヨガ」として始まりました。

それが、根津神社笑いクラブで仲間と一緒に笑う場となり、
今ではオンラインで全国の人と笑う場になっています。

10分とはいえ、一人でしゃべり続けながら笑いの体操を繰り出します。
70人以上の人が一緒に笑ってくださっているとわかっていても、声も姿も見えません。

そこで、毎月テーマを決めて、
それに合わせた笑いの体操を考えるようにしました。

たとえば、

  • 「肩こりスッキリ」
  • 「良質睡眠」
  • 「顔のたるみをなんとかする」
  • 「免疫力アップ」
  • 「冷え取り」

などなど。

テーマを決めると、そのテーマに関する知識を深めたくなります。
身体のいろいろな部位、ストレスと脳、呼吸と自律神経……
自然と学びが増えていきます。

今の私にとって「朝の笑トレ」は、学びの理由であり、
皆さんとシェアするための楽しい研究の時間でもある
のです。

意味づけが少しずつ変化し続けることで、
「続ける理由」も、だんだん深くなっていきます。

ポイント

ときどき立ち止まって、自分に問いかけてみてください。

「今の私にとって、この習慣はどんな意味があるだろう?」
「始めた頃と比べて、何が変わっただろう?」

答えを書き出してみると、
「だから、やっぱり続けよう」と思える理由が、きっとひとつ増えています。

おわりに

2000回、6154日と書くと、
「継続が得意な人」のように見えるかもしれません。

実際の私は、ズボラでめんどくさがり屋。
新しいことを始めるのは好きで得意だけど、続けるのは決して得意ではありません。

それでも、「朝の笑トレ」だけは、形を変えながら続いてきました。

それはきっと、

  • 時間と場所を決めてしまい
  • ひとりで頑張らず
  • 無理をしないで
  • 小さな積み重ねを見える化し
  • 続ける意味を、ときどき更新してきた

からだと思います。

そして何より、
「これは良い!決めたので、とりあえずやる」と、どこかで腹をくくっているからです。

もし今、あなたが

「また続かなかった……」

と落ち込んでいるとしたら、
それはただ「三日坊主の一回目」が終わっただけ。

大切なのは、

  • 自分にとって本当にやりたいことを、大事に扱うこと。
  • その習慣がもたらしてくれる心地よさを、じっくり味わうこと。

人に頼ってみることも、
「できない自分」を責めずに、「それもまたかわいい」と認めることも、
全部ふくめて、あなたの大事な一部です。

ちいさな良い習慣の積み重ねの軌跡をふと振り返ったとき、

「あ、けっこうやってきたな」

と、あなた自身が微笑めますように。

そして、よかったら「朝の笑トレ」にも遊びに来てください。

▶︎高田佳子Facebookページ

画面の向こうで、あなたの名前を見つけたら、
私はきっと嬉しくなって、あなたに向けてたくさんの元気を贈るはずです。

 

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2025年11月のテーマ「顔のたるみをなんとかする」にちなんだ

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「最近、ほうれい線が気になる…」

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