2022年4月の笑トレアドバンスのテーマは『セッションの構成/満足度の作り方』がテーマで、オンラインサロン笑い道の笑いクラブでリードチャレンジをしていただいた瓜生優子さんの映像を題材とさせていただきました。
===はじめに
瓜生さんは、2021年11月Zoom講座でリーダーになり、対面での笑いヨガ未経験のまま、近所の認知症カフェで頼まれて1度セッションのリードを体験したそうです。
もっとスキルを上げるため、オンライン笑いクラブでのリードにもチャレンジしていただきました。
前半は、基本的な笑いの体操、後半はオリジナルのリンゴ狩りツアーで、とても楽しいセッションでした。
セッション映像を観た後で、良い部分、改善の余地がある部分はどのように改善すればよいかを具体的に指摘したり笑いの体操を作り変えたりしてから、満足度の高いセッションの構成について、グループディスカッションをしました。最後にシェアして終了でした。
下記は、笑トレアドバンスの学びの中から出てきた5項目であり、瓜生さんのセッションとは関係がありません。
1.笑い足りない
笑いヨガセッションを満足していただくには、笑いヨガ初心者の方には「こんなことで笑えるんだ」という新鮮な驚きを与えてください。
笑いヨガ経験者には「今日もよく笑った」と感じていただくことで、満足を感じていただけます。
おしゃべりの時間が長いと、笑う量が少なくなるので、笑いの体操のリードの際、できるだけ簡潔にやり方を伝えて、できるだけしっかり笑いましょう。
2.笑いの体操にこだわり過ぎる
タップリ笑えたら、身体が変化し、気分も変化しやすいのです。だから、実はセッション中の笑いの体操は、おもしろく工夫を凝らしたものを準備する必要はありません。
自分がおもしろいと思う笑いの体操を、頭をひねって考え出す必要は全くないのです。人がおもしろいと思うポイントはそれぞれです。
ウケねらいをすると、思った反応を得られなくて落ち込んだり、わかってもらおうとついつい言葉が多くなってしまいます。
もちろん、自分で考えた体操に自分でバカウケして楽しくて仕方がない!という場合は、素直に楽しみながらやってもいいのです。
リーダーの笑いに巻き込まれてくれるはずです。
この季節だから何をしようとか、これは毎回やっているから飽きられるのではないかとか、考える必要はありません。
「おもしろく感じる」より、「心地よく感じる」なのです。
参加者の心と体の変化を起こす笑いの体操であれば、毎回やっても毎回心地よいはずです。
3.作りこみすぎる
自分の世界観を出そうとして、笑いヨガセッションのストーリーにこだわるのも良くありません。
イメージを共有する結果、前と後ろの体操につながりがあり、その結果ストーリーのようになるのはいいのです。
しかし、どんな笑いをするのかを考えてその通りやろうとすると、自分に意識が向いてしまい、目の前の人を良く見ることができないということが起こります。
皆の反応を見ながら次の体操を考える位でいいと思います。
そのためには、普段からたくさんの笑いの体操を体験しておくことが大切です。
4.驚きがない
普通に生まれる笑いのひとつは「ズレ」や「ギャップ」で起こります。
お笑い芸人でも人気のある人は、常に予想外のことを言って笑いを取ります。
笑いヨガは、ユーモアや冗談を使わずに笑う、笑いの健康体操です。
しかし、セッションの中に数回予想を裏切る内容があると、たいへん笑いやすくなります。
緩急をつけるという言葉がありますが、話し方も常にゆっくりだと眠くなることがあります。
うまい講師は早い部分と遅い部分を意図的に作ったりします。
笑いヨガセッションの中に、「意外性」を埋め込むことで、グッと満足度が上がるはずです。
体に効く笑いの体操の連続の中に、違和感なくケンカ笑いや請求書笑いを入れると、笑いが大きくなります。
5.リーダーのキャラクターが無い
「守破離」という言葉がありますが、初心者の時は、自分が習った笑いヨガティーチャーのやり方を、丸々真似るのが上達の早道です。
笑いの体操の型が身につくからです。
笑いの体操の型は、この本で詳しく紹介しています。
【笑トレシリーズ2】あなたのセッションが4倍魅力的になる!!「魔法の「型」で笑いをリード」
しかし、型だけでは満足度の高いセッションはできません。
参加者一人一人の個性の中で、笑いヨガセッションの魅力が決まるからです。
中でも、リーダーの個性がそのセッションを決めます。
いつも笑顔がいいからといって、ずっと笑っていることを私は「ニコニコ仮面をかぶっている」と表現していますが、一人の人間ですから、感情表現がすべてニコニコ笑顔というのは、不自然です。
リーダーが、自分らしさを出してその個性でリードしていくことは、とても大切です。
リーダーとは、次に何をするかを決め、号令をかけて笑い始めと終了を指示する人です。
誰かわからない人に指示され続けるのは、あまり心地良いものではありません。
満足なセッションには、リーダーの人柄があふれ出ていることが大事です。
必ずしもリードが熟練者である必要はありません。
緊張し過ぎは困りますが、若干の緊張は初々しさでもあります。
参加者の応援を引き出すことも、リーダーのキャラクターのひとつです。
ありのままで、笑いのセッションをリードにチャレンジしてみてください。
===ご案内
オンラインサロン笑い道では、笑いヨガセッションを上手にできるようになるため、3つのプログラムを準備しています。
リードチャレンジ
火曜日の日本笑いヨガ協会の笑いクラブの後、10分間のリードをしていただきます。
映像を残し、ていねいな講評もするので、自分自身がチャレンジすることはもちろん、人のリードチャレンジを見るのも、大変勉強になります。
笑トレアドバンス
コロナ禍前迄「笑トレ教室」として開催していた勉強会を、2022年4月現在は月に1回Zoomで「笑トレアドバンス」として開催しています。
オンラインサロン学び場コースの方は無料、笑い場コースの方はメンバー優待価格でご参加できます。
サロンメンバー以外も参加できます。
日程は、日本笑いヨガ協会のオンラインショップ(waraishop)にあります。ショップより、お申込みください。
リードベーシック練習会
笑いヨガリーダーの方のリード練習会です。
日本笑いヨガ協会の笑いヨガリーダー養成講座をご受講された方はどなたでも、ご参加いただけます。
無料で開催しています。Peatixよりお申込みください。
(オンラインサロン笑い道メンバーは、メンバー専用受付があります)
たくさんの人に笑いヨガを楽しんでいただけるよう、一緒に勉強していきましょう。
これからも宜しく お願いです。