男の褒め方、女の褒め方
「褒めて育てる」「女はとにかく褒めておけばいい」
褒めることは、大切なコミュニケーションのひとつです。
しかし、褒め方を間違えると、逆効果になることも。
「男性」と「女性」は、同じ人間と思っていても、褒め方に関しては、全く違う生き物のようです。
家族や仲間が笑って円満に暮らすためには、「笑い」が一番。
1年続けると、確実に人間関係が良くなります。
しかし、褒め方を知っておくと、相乗効果が期待できます。
目次
1.女の褒め方
①本人を褒める
「あら!そのネクタイステキですね」
と褒められたら、男性は褒められたと感じます。
ところが、女性は、「そのドレス、ステキですね」と褒められても、褒められたことにはなりません。
ドレスが褒められたのであって、自分が褒められたわけではないからです。
だから、女性を褒めたい場合、
「そのドレス、センスいいね」
「そのドレスを着こなせるなんて、さすがだね」
これでやっと女性のセンスや着こなし、つまりその人を褒めたことになるのです。
②比喩を使う
直接褒められることを女性が好むといっても、
「可愛いね」とか「きれいだね」という褒め方は、注意が必要です。
自己肯定感の高い女性でも、何もかもに自信があるわけではありません。
「可愛いね」に、なぜ自分がそう感じたのか、あるいは比喩をひとこと付け加えて伝えるといいですね。
たとえば、ちょっとポッチャリの女性には、「子犬みたいで癒される。可愛いね」
目がチャーミングな女性に「きれいだね。瞳の輝きが宝石のようだ」
といった具合です。
「可愛い」「きれい」と感じたのはなぜかを伝えると、ぐっと女性の心に届くはずですが、何かに例えてみることで、女性と男性の想像力の重なりが大きくなります。
もちろんシンプルに「可愛い」「きれいだ」が通じるときもありますが、そのときは言葉よりその時の状況と態度が通じさせていると思って間違いないです。
2.男の褒め方
①頼もしさを褒める
自分の存在が頼りにされたり、実力が認められると嬉しいものです。
「さすがです」
「尊敬します」
「あなたに頼んでよかった。本当に助かりました」
「ありがとう」と一緒にこうした褒め言葉があると、頼りがいがあるというメッセージが伝わり、男性は褒められたと感じます。
②こだわりポイントを褒める
趣味、仕事、持ち物、ファッション、その他なんでも自分のこだわりが理解され、認められ、褒められると喜ぶのが男性です。
もちろん、女性も嬉しいポイントではありますが、自分の車やバッグが褒められても、男性ほど喜びません。
先に述べたようにそれを選んだセンスを認められることが大切なのが女性であり、こだわりポイントそのものを褒められて満足するのが男性です。
③裏を想像するのが男
男性を褒めるとき、
「そのネクタイステキですね」「そのネクタイお似合いですね」
だけで、十分なのです。
奥様が選んだとしたら、奥様が褒められていることになりますし、ネクタイが似合ったとしたら、自分が褒められていることになるのです。男性には、「優しい」「可愛い」は、あまり好ましい褒め言葉ではありません。
「可愛い」は、「なめられている」「たよりない=保護する対象」「恋愛対象外」と言われたように受け取る場合もあります。
「優しい」は、「下心を読まれたか!」と感じるのです。気分よくなったとしても「うまく自分をごまかせてる」という満足感なのです。
「可愛い」や「優しい」を女性が男性に使う場合は、文脈が整ってしかもベストタイミングで言わない限り、女性が思う受け止め方はされません。
褒めるの反対も、女性が気を付けなければいけないことがあります。
たとえば、評判のレストランで食事をしたとします。
「スープが冷めていて、がっかり!」だったとして、女性同士なら、それを口に出すと、同じ体験をしている者同士で、共感するのです。
ところが、女性が男性にそれを言うと、スープの温度は店側の責任であるにかかわらず、その店に連れて行った自分の責任を責めらていると感じ、嫌な気分になるのです。
3.まとめ
今日の話題は、30年近く前に読んだ古典だけど有名な本をヒントにして書いています。
“Man From Mars, Women From Venus“という30年以上前のベストセラー本です。
「男は火星から来て、女は金星から来た。縁があって地球という星で出会った。そもそも違う星から来ているので、同じ言葉が違って聞こえている。そこを理解すると、もっといい関係作りができるよ」という内容です。
日本語版は、『ベスト・パートナーになるために』です。
この本の知恵を拾って褒めるように心がけてきて、うまくいった方法です。
4.男女共通の褒めるポイント
男女とも、自分の目の前の人が、ごきげんで幸せそうにしてもらいたいものです。
最後に男女共通のことを、まとめました。
タイミング
どんなすばらしい褒め言葉でも、相手が受け入れる状態にあるかどうかで、意味のないものになったり、相手の気を悪くさせたりする場合もあります。
言葉を届けるタイミングを考えましょう。
心からの言葉
心にもない褒め言葉は、相手に距離を感じさせてしまいます。思っていることを誠実に伝えるのが、褒めることで相手も自分も気持ちよくなる秘訣です。
ハートから出る言葉を届けましょう。
笑顔
笑顔と相手との距離や立ち方等、非言語で伝わるものがとても大切です。
褒めたいとき、適切な言葉が見つけられなくても、心を込めて笑顔で話をすれば、自然に褒められたと感じてくれるはずです。
そのためには、とびきりの笑顔で人とコミュニケーションできるよう、心がけてください。
5.大切なこと
自然な笑顔でコミュニケーションをしようと思っても、笑顔のための筋肉が退化していたら、なんとなく意志とは違う表情になっている場合があります。
表情筋を鍛えるため、笑トレエクササイズはいかがでしょう。
高田佳子はFacebookで毎朝6:50-7:00朝の笑トレをやっています。
また、さまざまな無料イベントもありますので、日本笑いヨガ協会の公式ラインにご登録ください。
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